100均サボテン育成記録として、100円ショップで購入したサボテンの購入当初からの成長記録を投稿します。初回は初めて100均で購入したサボテンである”マミラリア”属のサボテンについて、品種探しの記録を投稿します。
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マミラリア属とは
マミラリア属はサボテン科の中でも最も大きな属の一つで、現在200種の種と品種が確認されていると言われています。主な原産地はメキシコですが、アメリカや南米にも分布しています。ホームセンターだけではなく、雑貨屋や100円ショップでも購入できるポピュラーなサボテンです。
代表的な品種は”白星”や”白鳥”となります。どちらも白い棘に覆われていて、棘は柔らかく指に刺さりません。見た目の綺麗さに加えて、棘が痛くないということで人気があります。
今回購入したサボテンについて
DAISOで購入したサボテンは四角い鉢にオレンジ色のプレートで”マミラリア”と書かれています。鉢とプレートから考えると、このサボテンは”カクタス長田”産と思われます。”長田”さんから卸されるサボテンはたまに珍しい種類も含まれているらしく、100円ショップに入荷される”カクタス長田”産のサボテンを定期的にチェックする人がいるとかいないとか。
話が少しそれましたが、今回のサボテンの外見は親株に5個の子株が付いています。親株と子株は共に少し長めの疣(いぼ)で覆われていて、親株の方が疣の密度が高いです。表面の色はどちらも濃い緑色で、子株の疣の先端は白色の綿?のようなものが付いています。疣から伸びる棘は少なく、棘無しのような雰囲気です。100円ショップに置かれていた他のサボテンと外見は異なる部分が多いです。
画像からは親株の様子が見えませんが、子株の下に親株がいます。
まずは手掛かりとして大まかな予想を立てる
マミラリア属は最初に記載した通り、種類がとても多いので予想せずに適当に調べても品種を特定することはできません。そこで、私は画像から植物の品種を推定する”LeafSnap”という名前のアプリで予想を立てました。このアプリは広告を表示する代わりに無料で使用することができます。有料でより精度の高い推測が可能とのことですが、無料でもある程度の精度で品種を推定してくれるので私は無料で使用しています。
上記の画像をアプリに入力して得られた結果から下記の3つを候補としました。次に3つの候補の名前でググり、説明や画像と比較しながら似ている種類を探します。
※検索結果としては3つ以上出てきますが、上の方に表示されるほど可能性が高そうな雰囲気があるので、今回は上位3つを候補としました。
- マミラリア ボカサナ(Mammillaria bocasana)
- ユーフォルビア プルビナータ(Euphorbia pulvinata)
- マミラリア クリニタ(Mammillaria crinita)
各候補の外観をチェック
各候補の名前でググり、まずは外観を確認します。各候補の外観は上から”マミラリア ボカサナ”、”ユーフォルビア プルビナータ”、”マミラリア クリニタ(亜種:ぺインテリ)”です。
外観を比較するとユーフォルビアとは外観が全く異なることが分かりました。そもそも、”マミラリア”と札に記載されているのにユーフォルビアだったら驚きです。(※100均多肉植物では稀に札名と異なる場合があるようですが。。。) ボカサナもフワフワな毛みたいな棘を持っているようなので、今回のサボテンとは見た目が大分異なります。しかし、100均のサボテンは小さいため、成長につれて外観も変わる可能性があります。クリニタは亜種のぺインテリですが、疣の雰囲気が似ています。しかし、長い棘はビッシリと生えていないので、こちらも今回のサボテンと少し異なります。
続いて、2候補の特徴を調べて比較していきます。
※下記画像はLLIFLEから引用しています。
マミラリア ボカサナの特徴
ボカサナの特徴は白い綿毛のような針をまとっていることです。特徴である疣が見えないくらいに綿毛みたいな柔らかい棘で覆われています。また、画像でも見てわかるように群生するように子株をつけるようです。今回のDAISOサボテンの特徴とは「子株」が当てはまりますが、綿毛のような棘はありません。
マミラリア クリニタ(亜種:ペインテリ)
クリニタの特徴は疣の先端から生える細長い棘と群生するように子株をつけることと思います。また、疣の密集度も高いと考えられます。今回のDAISOサボテンの特徴である「子株」と「疣の密度」が当てはまります。また、DAISOサボテンは画像より棘は少ないですが、細長い棘という点では似ています。
結論
今回のDAISOサボテンはマミラリア クリニタと判断しました。今回は似たような外見を持ったサボテンを見つけることができましたが、似たような特徴を持つサボテンがたくさん出てきます。アプリの力を借りて、大量の画像データから似た品種をピックアップしてもらう方法は効率の良い探し方と思います。
しかし、品種名の無いサボテンを同定することは不可能に近いので、見つけられたらラッキーくらいに考えた方が良いです。また、成長すると特徴もハッキリとしますので、大きくなるまで待つのも方法の1つです。
皆さんも宝探しの気分で珍しいDAISOサボテンを探してみてください!
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