ハオルチア は直射日光に弱い?実際に葉焼けした様子と回復手段を書いてみた!

ハオルチア育成記録

 こんにちは、にゃーたです。今回は初心者なのに ハオルチア を購入して普通の多肉植物と同じように日光がしっかり当たる場所に置いてしまった結果、ハオルチア に起きたトラブルと未だに継続中の回復手段について書いてみます。

Contents

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ハオルチアとは

 まずはハオルチア(英名:Haworthia)について、簡単にまとめます。
 ハオルチアは葉の特徴により、硬葉系と軟葉系に分けられます。硬葉系は葉が固く尖っている種類が多く、軟葉系は「窓」と呼ばれる透明の葉を持つ種類が多いです。特に軟葉系は窓自身や窓に入る模様の美しさから「ジュエルプラント」という別名を持ちます。「窓」を持つ理由は木や岩の影に自生しているからです。少ない日光を効率よく取り入れるために会得した「生存戦略」で、日光が直接届きにくい環境でも育ちます(※日光が全く無いと徒長しますので、あくまで他の多肉植物に比べてという意味です)。
 硬葉系ハオルチアの主な種類は「十二の巻」、「竜鱗」等があります。軟葉系ハオルチアの主な種類は「ハオルチア・オブツーサ」、「ハオルチア・レツーサ」、「ハオルチア・ピクタ」等があります。
 私が保有するハオルチアは「竜鱗」、「獅子寿」、「ハオルチア・エメリアエ」の3種類です。獅子寿とエメリアエは軟葉系のハオルチアとなります。

十二の巻
ハオルチア・オブツーサ

ハオルチアに起きた悲劇

 ハオルチアは直射日光を余り要求しないと書きましたが、実際に必要とされる日当たりとはどれくらいか気になりますよね。私もネットで調べて知識としては何となく持っていましたが、それでも直射日光は必要だろうと考えていました。そのため、エケベリア等の多肉植物と同じように屋外のビニール温室に入れて育てていました。温室の棚は3段ありますが、一応日光は多少抑えられるだろうと考えて一番下の3段目にハオルチアを置きました。1段目と2段目に置いてある鉢で多少日陰も出来ていたので、環境としては問題ないと考えていました。

購入時の様子

 まずは3種類の購入当初の様子を見てください。エメリアエ以外は見切り品で販売されていたので多少状態は悪いですが、葉は緑色でふっくらとした様子です。軟葉系ハオルチアの特徴である”窓”も確認できていました。
 私は「ハオルチアに直射日光は良くない」という認識はありましたが、”状態を良くするため”や”徒長させたくない”という考えから直射日光の当たる環境に置きました。また、環境に慣れてくれば多少の日光は問題ないのではとも考えていました。しかし、この判断が間違っていました。

竜鱗
獅子寿
エメリアエ

直射日光の当たる環境に置いて2週間

 ハオルチアは庭にあるビニール温室の一番下の段に置きました。1段目、2段目に置かれた他の多肉の鉢で日陰ができると考えたからです。また、一番下の段は昼過ぎには日光が当たらなくなるので、午前中くらいなら大丈夫だろうと思いました。
 しかし、たった2週間で見た目に分かる変化が現れました。全体的に茶色くなり、軟葉系のハオルチアは葉が閉じてきたのです。ですが、「環境が変わったから慣れるまでは仕方ない」と思い、何も対策を実施しませんでした。

竜鱗
獅子寿
エメリアエ

色が変化してから更に2週間

 色の変化に気づいてから更に2週間程度経過した11月の下旬には完全に茶色くなり葉焼けがかなり進行してきました。このタイミングで「ヤバい・・・!」と感じました。環境に慣れる前に枯れてしまいそうなくらいにボロボロで、葉の色以外の変化が全く見られませんでした。そこで、早急にネットでハオルチアの葉焼けについて対策を調べて、何とか改善できないか検討を始めました。

カリカリとなった竜鱗
茶色くなり、葉が凹んでいる獅子寿
ピンぼけしていますが、茶色の塊となったエメリアエ

ハオルチアの葉焼け対策

 ネットで調べて簡単に試せそうな対処法として、「葉焼けした場合は日陰に置く」という方法を見つけました。単純な解決方法ですが、直射日光の影響で葉の細胞が壊れてしまった事が葉焼けなので、日光が当たらなければハオルチア自身の生命力で葉は元に戻るという理屈は納得できます。
 早速試してみようということで、置き場所を考えました。日光が当たらない場所はたくさんありますが、本当に日の当たらない日陰に置いて大丈夫なのかという疑問が残ります。徒長で伸びた部分は緑色だから葉焼けが治った(ように見える)というのも嫌です。そこで、日光の当たらないけど明るい場所に置くことにしました。イメージは南向きの窓の下(窓辺ではなく、窓枠より下)にテーブルを置いて、テーブルにハオルチアを置きました。壁のおかげで直射日光は当たりませんが、日光は入るので明るいです。この環境で経過観察してみます。

葉焼け対策から1週間

 現在のハオルチア達ですが、竜鱗と獅子寿は特に変化がありません。というか、竜鱗は根腐れしていて根腐れ対策&発根対策でかなりヤバい状態です。しかし、エメリアエは顕著に変化が現れてきました。緑色の部分が増えてきて、葉が開き始めたのです!窓部分も少し確認できるようになりました。葉焼けの状態が軽かったのかもしれませんが、直射日光に当たる環境を避けるだけで効果があることが分かりました。

葉焼け対策の効果が出てきたエメリアエ

最後に

 ハオルチア達は春まで室内管理を続けようと思います。直射日光に当てない環境で葉焼けがどこまで回復するか、完全に茶色となった状態でも復活するのかは今後もブログに記録として残していきます。
今回もご覧くださり、ありがとうございました!

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